新人展ミニ合評会 H3卒増田 智

現役の新人展に菊池さん(S42卒)宇野さん(S45卒)といってきました。

ミニ合評会には6人の新人と先輩部員数名が参加してくれました。

今回は作品がすごく多くて32人、49作品が展示されていました。

「夜明け」

新歓合宿で朝まで起きていたので、ふとカメラを持って外に出た時に偶然出会った風景。

朝日が昇る一瞬をとらえた写真、「写真はその場に遭遇する偶然性と最高の瞬間でシャッターを押せる感覚が大切だよね」

OBから褒められていました。

「観光/破壊」

迷走中なんです。それが新聞学科のHくんの第一声でした。確かに彼の他の写真をみるとふわっとしたイメージ写真やスナップとは違った方向を模索しているようでした。観光論として表現しているそうですが一点一点の写真の完成度を上げていくことを勧められていました。

「夢への帰り道」
「Pastel Window」
「 ココロ」
「かえりみち」

こちらも一瞬をとらえた情緒のある作品です。

自宅で外をみるときれいな夕焼け。急いでカメラを持ってシャッターを切ったそうです。

それゆえか写真がぶれています。「おしいね。」とみんなにいわれデータを確認すると2分の1秒で手持ちで撮ってました。

ぶれていない写真もあるものの「やはりこのカットがいい」となりました。

デジタルはフィルムと違い一瞬で何枚も撮れるけれど最高の一枚は一枚しか撮れないのでしょうね。

「 夏へ」

「Still dreamin」

ニュージーランドからきた彼の写真は独特の感覚がありました。

見せ方がわかっている印象でした。ブックをめくると淡々と進んでいく感覚でした。

「もっとたくさんみてみたいな」という意見がありました。

 

「静寂」

船が鳥居の真ん中にきたところで撮ったそうです。

いわゆる日の丸写真でそれゆえに絵に静寂感がでているのでしょう。

モノクロを選んだのも正解ですね。

OBからは「これはこれでいいけれどもう一工夫ほしいね」といわれていました。

「天網恢恢」

写真を始めたばかりで植物を主に撮っているそうです。

おもしろい切り取りかたと視点ですね。右下の枝は不要だったような気はします。

空がブルーから白くなっていくグラデーションも活きています。

「昼下がりの邂逅」

こちらも写真を始めたばかりだそうですが毎回思うのは新人ほど難しいタイトルだなーということです。

ハイキー調であるのとつぼみとがくの形のおもしろさがマッチしています。

昭和46年卒・石崎幸治さんからのお知らせです。

JR立川駅の北側の街頭に設置されているアート作品を撮影する「ファーレ立川アート写真コンテスト」に応募したところ入選しました。その後、市役所などに展示されて来場者の人気投票を参考にして審査した結果、入賞作品が決まりました。

残念ながら大賞を逃しましたが、市民賞という有難い賞をいただくことになりました。10月に表彰式があり、賞状と副賞を頂けるそうです。やはり誉められるのは嬉しいものです。入選作品13点を使用して2018年のカレンダーを作成するようです。