山梨県立美術館での「縄文ーJOMONー展」に引き続き、今度は秋田県立美術館での写真展の開催です。
秋田県立近代美術館アクセス
https://common3.pref.akita.lg.jp/kinbi/kotsuannai.html
早稲田大学写真部OB会
山梨県立美術館での「縄文ーJOMONー展」に引き続き、今度は秋田県立美術館での写真展の開催です。
秋田県立近代美術館アクセス
https://common3.pref.akita.lg.jp/kinbi/kotsuannai.html
37年商卒 梅村 暎治さんが本年8月10日に八十二歳で亡くなったそうです。新型コロナウィルス感染症だったそうです。ご冥福をお祈りします。
昭和31年卒・外山晴彦さんが七月十八日に九十歳で永眠したしましたとのこと息子様よりご連絡いただきました。
今年ようやく早稲田祭が11/5(土)、6(日)の2日間開催されました。写真展には二日で2000以上の来場者があったそうです。
今年は80点以上の出品があり、コロナ前の100点に戻りつつありました。
そして13日には合評会を行いました。OBからは菊池さんと塩澤さんに同行していただきました。
東北旅行で出会った光景。光と石仏に魅せられて撮影したそうです。ディテールの再現を大切に表現したかったそうです。そういわれてあらためてみるともう少し詳細に表現できたほうがよいと感じました。この作品はモノクロフィルムをスキャンしてデータ化してプリントしていましたが、OBの菊池さんはモノクロフィルムをマクロレンズを使った複写方法でのデータ化のほうが高精細であることを話していました。
被写体は様々ですが撮影者独特の距離感が感じられる作品で前の作品と通ずるものがありました。何気ない風景やものを撮影していても個性が感じられるのは大切なことですね。
身内を撮影した一枚。なにげない一瞬をとらえた良い表情でした。OBの塩澤さんからピントが目にきていないのは残念であるし、それを発表するのは鑑賞者にとっても残念であると指摘がありました。そして写真は今しかない瞬間を撮っている真剣勝負だからその時を大切にしてほしいと話していました。
東北旅行の記録だそうですがHさんの作品の中では一番力が抜けていて自然であるにもかかわらず作品として成立しているものもちらほらありました。
とにかく目立ちたいというHくんの第一声からはじまりました。ヨーロッパで宿なしで一か月放浪してきたときに撮った写真だそうです。シャッターを切った瞬間から今は手から零れ落ちていくその連続を描いているそうです。写真と文章の並列展示でしたが写真だけのほうがいいのではという意見もあるくらい本人は執着がない写真が主張している印象でした。塩澤さんからは生きてて楽しい?という質問に戸惑いもありました。
夜のレインボーブリッジを歩いて渡った時の写真でそうです。きれいな夜景の橋の写真ではなく物体としての魅力を撮りたいと思いこの作品になったようです。モノクロで橋のいろいろな角度でアプローチした写真はひとつの作品として成立していました。塩澤さんからは縦横を意識した構図づくりがあったほうが橋が建造物として際立ってよかったかもしれないですねと指摘がありました。
庭園のなかのコスモスと高層ビルとの対比。就活中の心の現れなのか暗いイメージの仕上がりでした。
釣り人を撮影した一枚の写真から複写によりピントをずらして撮影して複数のフィルムを作り、プリントで明暗をさらに変えて作成した作品だそうです。テーマは「待つ」。物事の結果を待つ思考の時間を明るさやピントをづらして表現してるようです。タイトルの「希望と失望」は結果を待つ間のじれったさだそうです。白い写真は希望で黒い写真は失望のようです。菊池さんは写真からもの作りの姿勢を評価していましたが作品の数を減らしたほうがよいのではという指摘。塩澤さんからは難しすぎるのでもっとわかりやすく3枚くらいに絞ったほうがという意見がありました。
撮影者はふだんは違和感のある現実を作品化しているそうです。大阪出身の撮影者が東京の街は赤色が多いと感じて映像化した作品。3枚の写真の合成でした。菊池さんからは上の横長の写真一枚のほうがより伝わるのではないかという意見、みなさんも同意していました。塩澤さんからは写真を枠に入れないほうがより効果的に伝わることがあるということを森山大道さん写真集を例に話していました。
大阪の雑居ビルの夜の風景。どこかよどんだ迷宮に入り込んだイメージを表現しています。色もそれに合わせて調整したそうです。学生からゲームからヒントを得たのという質問にうなづいていました。
もう一点、ブックがありました。故郷の町の魅力を鉄道を交えてご自身が感じた気持ちの良い空間を撮影したのものでした。塩澤さんからは血の通ったヒューマンな写真でよいと評価していました。
写真を始めて間もないそうですが、使っていたカメラは身内から譲り受けたミノルタ製のクラシックカメラをみせてくれました。撮るだけでも苦労したと思いますがスマホのように簡単ではなくまたフィルムで撮りプリントすることに興味があるそうです。菊池さんと塩澤さんから何点かは本人がおもしろく思った視点がわかるものもあったのでとにかく今はたくさん撮ることでもっとよくなりますねという意見でした。
今回は幹事長のHくんのお力添えで3年ぶりに合評会が実現しました。親子以上に年の離れた我々が写真というものを通して会話できるのは不思議ですし楽しい時間でした。感謝します。増田
昨年コロナで延期しました写真の早慶戦を10/20から10/26まで開催いたしました。600人を超える方が来場してくれました。
早稲田側の作品はホームページのフォトギャラリーにて作品を公開いたします。
久しぶりに現役生の写真展にいってきました。
コロナでしばらくはウェブ開催を余儀なくされていた写真展もようやく感染対策をして会場での展示が始まりました。
新人展ということですが1年生は半分くらいで残りは2年生、3年生だそうです。
今回は動画の展示もありました。ミラーレスでの動画撮影をする学生も増えているようですね。
現役生は合宿や班活動も今年から再開したそうです。
写真は個人活動である反面、仲間の影響を知らず知らずのうちに受けて成長するものだと思っています。ぜひお互いに切磋琢磨してください。
フィルムカメラで撮影してスキャンしたデータでプリントしてあえてデジカメのカリカリ感をなくしているようです。そこに「夏の香り」がただようのでしょうか。
ザ早大写真部といった写真ですね。時代が変われどデジタルになれど変わらないアプローチでうれしくなります。
スマホで撮影したそうです。十分展示に耐えうる写真でした。
機動性の良さではデジカメはかなわないのでそういった写真をみたいですね。
きれいですね。手前の桟橋が位置は難しいですね。
こちらも素敵ですね。後ろの山のポジションはいろいろ試してもよいですね。
一瞬をとらえて絵作りしたインパクトある写真ですね。
新人展の中では一番作品として可能性が感じられました。きれいなものを撮ることから始める人は多いですが枯れたひまわりに目をむけてこの光線状態を選んだ視点は大切にしてほしいですね。
たわいもない毎日を残すことも写真の武器ですね。
展示のおもしろさにひかれました。視線が強いモデルであるがゆえに目線がある写真は1点だけでよかったかもしれません。
昭36卒伊藤 昌俊さんが亡くなられました。
病気療養中でしたが昨年5月に亡くなったとのこと、奥さまより連絡いただきました。
ご冥福をお祈りいたします。
ごあいさつ
このたび、山梨県立美術館と山梨日日新聞社・山梨放送が共催し、特別展「縄文ーJOMONー展」を開催する運びとなりました。つきましては、是非とも展覧会にお越しいただきますよう、ご案内申し上げます。
山梨県は、全国有数の縄文文化が発展した’縄文王国‘として知られ、遺跡からは、数多くの土器や土偶が発掘されています。それらは、大変優れた造形美を持ちますが、とかく考古学的な紹介にとどまり、美術的視点から紹介されることは多くありません。
本展では、山梨県立考古博物館をはじめとする県内各所で所蔵されている代表的な土器や土偶を一堂に会します。さらに写真家、小川忠博によって撮影された新しい視点の全国の縄文遺物写真や展開写真ざコラボレーションさせることで、縄文文化の美術的価値を改めて知る機会となるでしょう。
https://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/2022/650.html
昨年コロナ禍により延期された「写真の早慶戦」が今年開催となりました。
当写真展は昭和57年(1982年)第1回「旧きなかま展」として西麻布の「ペンタックスギャラリー」にて『早稲田大学写真部』と『慶應義塾大学カメラクラブ』のOB/OGである稲門写真クラブ(早稲田)、三田写真会(慶應)が出展開催されたのが始まりです。
途中には早稲田/慶應の各記念単独写真展が数回ありましたが、基本的には隔年にて、今回で15回目、40年の歴史を迎えました。主幹事も両校交代で行っており、今回は稲門写真クラブ(早稲田)側となっております。
今回の共通テーマは「令和を歩く」として両校10点ずつの作品で「テーマ部門」、各校40数点ずつを「自由部門」として合計100点以上の力作を展示致しました。
「テーマ部門」については、コロナ禍の中で人々の暮らしが変化していく様をどう感じたかを写真を通してみて頂けたらと思います。
90歳間近の大ベテランのOBから現役学生まで100名以上が力作を出展、それぞれ両校の写真に対する学風、持ち味をご堪能頂ければ幸いです。
当写真展は親睦目的の写真展ではありますが「早慶戦」と銘打って勝敗をご来場頂いた方々の投票により決することとなっております。
どの作品が素敵だったか、全体的に早稲田/慶應どちらの写真作品に軍配をあげるか忖度なしで清き一票を投じて頂きたくお願い致します。
また合わせて写真のご感想等も頂ければ幸いです。
令和4年(2022年)10月吉日
稲門写真クラブ
三田写真会