春暖の候、過ごしやすい季節になりました。
本日は早稲田大学写真部「椿季展」にお越しいただき、誠にありがとうございます。
この椿季展は毎年3月に行われ、卒業生3名を含む卒展として開催しております。入念に部員たちが準備を進め、試行錯誤を重ねた作品をご覧いただけますと幸いです。
本日はどうぞごゆっくりお楽しみください。
2018年3月20日
早稲田大学写真部部員一同
・卒業生K.Kくんの作品
今回も鉄道のある風景です。夕方の黄昏どきのどこか優しさが感じられる作品でした。それにしても彼の写真は湘南に夏に飛来するアオバトの写真が印象深いです。
英国で撮影されたようです。良い海風を感じることができました。プリントにやや難があるように見えました。
・卒業生K.Yくんの作品
1年生から一貫したスタイルで追ってきたテーマの集大成でした。このまま撮り続けていってほしいですね。6?6でフィルム撮影してスキャンしてデータ化してプリントするといった我々の時代では考えられない方法で制作しています。
毎度、なんとも言えない作品になっています。植物の隙間の一点に合焦していました。ボケた植物の感じが何とも不思議な世界を展開していました。
・Tさんの作品
何気ない風景ですがTさんの感性で作品になっていると思います。いつもカメラを持ち歩いていないと撮れない写真ですね。自分の感性を大切にしてほしいです。
不思議な色合いでした。思ったプリントにするために紙選びからやったそうです。それは成功しているな〜と思いました。
・Wくんの作品
車からのバックファイヤーに焦点を絞って撮影したショットは1500カットだそうです。執念なくして撮れませんね。この日はトータルで6000ショット撮ったそうです。セレクトは地獄ですね。
マニアックな1カットですね。地獄のセレクト作業などにも若さを感じました。レーシングカーのマフラーが出ている場所を初めて知りました。ご苦労さん!!
・Tくんの作品
最近はシャドー部をいかに調子を残しより黒に近づけていくかにこだわって制作してるようです。インクジェット紙もいろいろ試している様子。会場の照明ではつぶれてしまい残念でした。
いつものとうりフランスで撮影されたものだと思っていましたが、蒲田での撮影でした。パリから蒲田への移動に?非凡さ?を感じました。この間まで、「Tくんもプリントが上手になった〜」と思っていたのに、今回、ちっとも上達していないことが判りました。精進!精進!!
歴代の幹事長が3名そろいましたので写真を撮りました。前代表の鈴木文武さんが現役生のもとに足しげく通い、OBと現役生の関係復活を志され、ずいぶんたったのを実感しました。
今回の「椿季展」は、折角「WPS」OBの関根 史さんが店主の「ふげん社」ギャラリーでの開催だったのにちょっと低調で寂しかったけど、毎回メンバーが変わるから仕方ないか。強い写真で年寄りにショックを与えて、年寄りに元気を与えてください。