必聴・必見のトークショーですので皆さまにお勧めします。逃すと後悔ものです。
「小林 修写真展 司馬遼太郎『街道を行く』の視点」のトークショーが11月9日(土)、10日(日)の両日13時半ー15時の予定で開催されます。写真の素晴らしさは勿論ですが、このイベントは司馬ファンの方々は必見・必聴です。定員が各回150名ですので、予め電話予約をされてお出かけください。
電話番号は03−6271−3350です。(昭和45年卒 白谷達也)
早稲田大学写真部OB会
久しぶりの現役生新人展にて合評会をやりました。
新装なった戸山キャンパスを初めて見て、トシを取ったことを実感しました。
新人が10名も参加してOB4名と現役生十数名での合評会は2時間を超えました。
「十代最後の」
枕投げのメインの写真があり、一瞬あれっと思う青いハイキーの写真3点が終わりゆく十代の寂しい気持ちを感じさせてくれます。(OB 増田)
個人差こそあれ、50年前から「十代」という言葉は特別なものとしてありましたが、「枕投げ」の文化が継承されていてちょっと嬉しかったのはどうしてでしょう。温かい気持ちになれた十代、この先のことを思うとチョッピリ不安になり、大切にしたい十代。そんな気持ちの伝わった展示でした。(OB 白谷)
「光」
お気に入りの場所からの夕日。フレーミングに関してどこまで入れるかで議論になりました。(OB 増田)
撮影者の自分の表現する気持ちをもっと大切にして欲しい、と思いました。好きでよく足を運ぶ場所から35ミリ一眼レフ+標準レンズでの撮影、とのことですが、望遠レンズも運んで欲しかった。乳剤で撮ってデジタル化する手間より前の一手間かと、思います。(OB 白谷)
「Nalu」
青い色のきれいさに尽きる写真です。デジカメの性能の勝利でしょうか。(OB 増田)
ハワイ語の「Nalu」は「水」の意味だそうです。言葉の響きまで考えて創った写真のようでした。何度も何度も試し焼きをして紡ぎだした一枚のようでした。画像の美しさに目を見張りました。(OB 白谷)
「大あくび」
まさにここぞという瞬間をとらえた写真です。(OB 増田)
よくぞシャッターチャンスを逃さなかったと思いますが、「実はこんなカットを撮りたかった」という言葉を撮影者から聞いてみたかった。(OB 白谷)
「無題」
出雲大社にいったときにふと見つけた不思議な場所、感じたものを映像化する難しさがあります。(OB 増田)
神々のおわします出雲の雰囲気を壊すような「人造物の違和感」を撮りたかったようですが、成功しませんでしたね。光の当たり方などについて一考してもらいたいものです。表現力をゲットして、気になる人・もの・ことをどんどん撮ってください。(OB 白谷)
「夏の日」
太陽に透けた花びら、複雑な雲の表情。黄色がいかに鮮やかに出るかが勝負でしょうか。(OB 増田)
美しさにたいする撮影者の目は素晴らしいと思いましたが、大変困難な表現に挑戦したものです。デジカメだから本当に難しい。(OB 白谷)
「夏色の佇まい」
Aula of Summer Color
緑の芝生に赤いワンピースの女性、偶然だそうです。(OB 増田)
左「波の音は遠かった We heard the sound of the sea from afar」
右「さざ波、溶けていく Waves melting」
こちらも偶然、塩を被ったレンズが描き出したおもしろい効果。シルエットの写真も含め物語が感じられます。(OB 増田)
インドかあの辺りの海岸だと一瞬思いましたが、江ノ島海岸だったとは!!。偶然とは言え素敵な写真をチョイスして、よくぞ見せていただきました。波の感じといい、水煙の立ち具合いい現世離れのできたカットでした。(OB 白谷)
「斜光を浴びて」
最多7枚を出品しているT君。鉄道愛が感じられる写真のほうが興味深いです。(OB 増田)
「Yokohama Summer Night」
左から「貴船七夕祭」「蹴上の桜並木」「昭和の面影」「seris201 別れの桜」「OSAKA STATION CITY」
ちょっと欲張りすぎかな?見せられる方はボーゼンとしてしまいます。(OB 白谷)
「神々の赤」
画像処理によっておそらくは何気ない風景が作品として成立しています。(OB 増田)
何事にも拘りは大切です。タイトルに考えさせられました。不思議な赤ですね。(OB 白谷)
「光よ、そして緑」
「戦痕」
今後レースの撮影をしたいというH君。ぜひ好きなものを思う存分撮ってほしいです。(OB 増田)
レースの厳しさに触れて、画面創りにも厳しくあって欲しいものです。(OB 白谷)
自分の孫のような新人部員の若者と、果たして言葉が通じるものか不安でしたが、問題なかったようです。表現を楽しむことは勿論、厳しさも楽しめるようになっていただきたいものです。(OB 白谷)