現役七月展報告

今回はミニ合評会はできませんでしたが見にいきましたので報告します。平3卒増田 智

昨年より作品数が少なくちょっと残念でした。

9月の新人展、そして早稲田祭を期待しています。

少し気になったのはタイトルが無題の作品が多かったこと。

作品名は自分の写真を理解して楽しんでもらう導入であると思うのですが、それがないと、私のような見る側は戸惑ってしまうこともあります。

Dawn

今回のDM写真です。空のグラデーションにつきる写真です。構図も考えられていますが何か物足りなさを感じます。船や飛行機の光跡があったりしたらおもしろいかもしれません。

無題

何気ない日常を切り撮ったのがよいです。今回の写真展では一番自分が表現できていたと思います。壁展示とブックを併用したらもっと形になりそうです。

生が「生命」なのか「生々しい」なのかわかれるところですがもう少しシャドーとハイライトの中間色を増やして階調豊かなやわらかい写真にしたほうがタイトルの意味が伝わるのではないでしょうか。

新時代

構図がしっかりしていて整理されているのはよいですね。

新時代を想起させる何か、令和の文字やデコレーションがあったほうが撮影者のシャッターを押す理由がわかるかもしれません。

ピンクール×SHIBUYA

背景の処理はうまくいっています。

ただ伝えたいのは街なのか人物なのか曖昧かもしれません。

あえて固い描写にして何気ないアジサイを表現しているのがよいですね。

背景のボケ具合も的確です。

66号船

幾何学的なおもしろさが作品の肝でしょう。

であれば正対して曲げないできっちり撮影したほうがよいかもしれません。

無題
無題