WPS+シャレード+リコシャの写真3サークルの有志による写真展

◎「写真部」と「シャレード」と「リコシャ」の早稲田大学写真3サークルの有志による写真展が開催されます。

多様な視点との出会いを通じ、“自分の写真”を作ることを目的として2013年7月より3サークル合同ワークショップを行ってきました。

今回の写真展は、このワークショップの一つの結果であると同時に、“ひとつのワークショップ”であると我々はとらえています。展示を通じてより多くの人に作品を見てもらうことで、新たな考えを自らの中に取り入れていきたいと考えています。

皆様のご来場、ご意見お待ちしております。

 

・日時:2014年2月10日(月)?14日(金)

 10?20:30(月曜日は15?)

・会場:『アーツ千代田3331 B104』

 千代田区外神田6-11-14

TEL:03−6803−2441 

☆ワークショップについての活動報告が下記HPにあります。

http://waseda-photo3.com

昭和55年卒・六田知弘さんの写真展「3.11時のイコン」開催

 

◎昭和55年卒・六田知弘さんの写真展

「3.11 時のイコン」

東日本大震災の記憶

が開催されます。

日時:2014年1月18日(土)ー2月2日(日)

 入場無料

    9:00−17:00 

    休刊日1月20日(月)、27日(月)

 

場所:渋谷区立松濤美術館

   渋谷区松濤2-14-14

   03-3465-9421

《作家のギャラリートーク》

1月26日(日)午後2時より 

[2階サロンミューゼ]にて

(申し込みは不要です。奮ってご参加ください

 

 

 

  

現役早稲田祭展が開催されます

今年も11/2(土)、3(日)10-17時に早稲田祭展が開催されます。

早大写真部は現在、早稲田大学で4つある写真サークルのなかで一番熱心に活動を行っていて、他大学の写真サークルも注目したくさん来場するそうです。

ぜひOBのかたも一度現在の大学写真部の作品を見にいってあげてください。平3卒増田

 

 

 

『小沢昭一さん』追悼写真展

 

 

 ◎昭和38年卒の土生一俊さんが写真展を開かれます。

 

先輩の俳優・小沢昭一さんが昨年暮れに亡くなった。

独特の日本人的な心に響く話芸と、異彩を放つ存在感でかつては野坂昭如さん、永六輔さんとともに「中年御三家」と称され、舞台俳優でありながらラジオ、テレビ、映画などで大活躍していた。一時私は彼が所属する劇団の舞台写真を撮り続けていたが、かれの存在感に魅せられた大ファンでもあった。

30年前、昭和54年に「小沢昭一さん」という写真集を出したが、その時彼は「80歳になった小沢昭一を撮ろう」と提案してくれた。即刻私は「撮りましょう」と約束した。

30年は長かった。1998年に小沢さんは前立腺がんを発病し、治療の合間を縫って仕事を続けていたが、昨年の暮れ83歳で逝ってしまった。その間私も、身体に不自由さが残る2度の病に襲われた。

約束は幻となった。

今回の写真展は、そのレクイエムである。(平成25年9月 土生一俊)

七月展を見て。昭和45年卒宇野敏雄

昭和42年卒 菊池武範、昭和45年卒 宇野敏雄、平成3年卒 増田智の三人で現役生の七月展を訪問しました。

今回は宇野さんがレポートを担当してくれました。

◎現役写真部員の「七月展」を見て        昭和45年卒・宇野敏雄 

猛暑襲来中の7月13日、神田のギャラリーCORSOで開催中の現役写真部「七月展」を見に行った。自分の学生だった頃と較べて、個々の表現意識が、他者との差異性も含めどのように変わったのか、というあたりにも若干興味があった。

展示作品と作者も参加した合評会でのトークを個人的な感想も兼ねて報告しよう。

   

最初に全体の印象を簡単にいうと、全学年の部員が参加し多彩な作品を展示するとの告知通り、表現の方法と技術的水準が異なる段階のいろいろな種類の作品が見られた。昔に使われた言葉の意味での「リアリズム」の作品はほとんどなく(痕跡はわずかにあった)、日常生活で生起する事象の向こう側に、視えないヴィジョンやイリュージョンを探ろうという傾向が会場での流れをつくっていた。
 
合評会で採りあげたいくつかの作品について。 
    
《specially pea green》は、おそらく作者の意図を素通りして、「人の頭部」と「電話機の緑色」がなまなましく「物」としてのように画面に露呈している。作者が説明する美しさとかストーリー性は感じられず、むしろ写真の「フレーム(枠)」を逸脱しかかっているように見える点に、個人的には興味をおぼえた。予期せざる「外部」がヌッと現れて撮影者の通念や感性を裏切ってしまう画面が出現するのは、映像においては貴重な経験である。
    
《ほのぼの》は、表現したい内容とタイトルの言葉の意味がいささかずれている。
デジタルカメラが進化したといっても、撮影現場での人の眼と感覚が得る情報には及ばないし、また違うものでもある。感覚の世界の表現にこだわるのであれば、身体の知覚の世界とデジタルの世界の溝は、作品化の過程で丹念にデジタル技術を使って埋めるしかない。そのうえで、英国の画家ターナーが描いた後期の絵画のように、光と色と形象が溶け合った感覚の世界が表現可能なのか、デジタルでは不可能なのか、考えるのもよいと思う。ちなみに、ターナーの絵から受ける印象は、絵具で創り上げた虚構の世界(=知覚の現実化)であるにもかかわらず、極めて映像の世界に近いものである。 
  
《言葉は通じないけれど》の、少女の瞳には彼女の住む場所の光や路地が映り込んでいる。あたかも彼女の住む街=世界をその鮮やかな瞳から逆に発信しているかのように。もう1点の、少女の微笑みの中には「時間」が佇んでいる。
この瞳の光と無私の微笑みのなかには(この一瞬を捕らえる手法を磨いてゆけば)、自身のスタイルを生み出す契機があると感じた。(ただし、散文的で説明的なタイトルは一考の要あり) 
    
《神の恵み》など3点は、映画や劇画のひとコマを写真画像に移し替えたようなカッコ良さと、技術と絵作りの達者さは窺えるが、自身が想定する「絵」や「画像」の概念に「作品」が程よく納まって自足しているように見受けられた。聖書や神話のフレーズをタイトルにした「言葉」と「絵」が予定調和的に収斂してしまう「画像」には、見る者の感情をふと揺るがせたり驚かせたりする「時間性」や「物質性」がほとんど感じられないのが、もどかしく思った。  
 
《肖像たち》は、「肖像」本人を撮影する代わりに、身近に流通している「肖像」の印刷物の写真・映像を複写しマネキンの顔まで加えて、作者なりに「肖像」に関するコンセプトを更新しようという意図は感じられる。モノクロプリントにして「映像」としても成立させようと工夫しているようだ。
しかし肖像サンプルが5点しかないのでは、作者自身が考える「肖像」像はどこにあるのか、中途半端なのが残念だ。もっと多数の「肖像」写真を採集し選択して、大胆な見せ方(展示)をすれば、「肖像」というコンセプトが見る者により明確に伝わるだろう。 

アルバム作品《フェイク》は、自身が製本し、内容は写真を使って「フェイク」を考察した写真集の体裁をとっている。これは(写真集制作のモティーフとなったという)Mr.チルドレンも歌っているように♪すべてはフェイク、なのだから、この本一冊をそれこそ「フェイク」としてまるごと捏造すれば、さらに面白かっただろう。
 

 
作者不在で合評会では採りあげなかったが、《テレビっ娘》ほかの同じ作者による数点には、意味不明のものも一部あるが、画面を覆う現実という質感の奥に、見る者の視線を引きつける磁力を感じたことを記しておこう。
 

 

早稲田大学写真部 七月展が開催されます

今回は新一年生含め全学年の部員が参加するので、様々な視点からの作品が見られますそうです。

ぜひOBのかたも足を運んでみてください。

場所 アート・ギャラリーCORSO

        (千代田区神田神保町3-1-6 日建ビル3F)

        http://www.lithmatic.net/lithApCorso/statics/access.html

日時 2013.7.8(月)?7.13(土)

    11:00?19:00(初日14:00 open 最終日 18:00 close)

六田知弘 展「石の記憶」

◎昭和55年卒の六田知弘さんが写真展「石の記憶」を開かれます。

 ★日時:6月1日(土)ー29日(土)まで。午前11時ー午後6時30分(日・祝日休み)

 ★場所:古美術「長野」〒107-0052 東京都港区赤坂2−23−1 アークヒルズフロントタワー1F

     03−3583−4379