昭和46年卒 中道順詩さんが写真展を開催します。

*中道順詩 写真展 “ Jazz live “
1977年〜1981年 ジャズフェスティバル ” Live under the sky “ が田園コロシアムで開催された。
さらに、1980年〜1981年 Aurex ジャズフェスティバルが日本武道館と横浜スタジアムで開催された。
招聘元(鯉沼ミュージック)スタッフの皆さんの好意により、リハーサルなど舞台裏でのJazzメン達の表情を撮ることができた。
展示作品は、当時プリントしたモノクロームが
大部分です。
密着写真も、ファイルにてご覧になれます。

会期中 ギャラリー澄光では新型コロナウィルス感染拡大防止のため、定期的に換気をして画廊内の通気性を良くしております。
また、ご来廊のお客様には入店時に以下のお願いをしております。
1.マスク着用、手指消毒
2.ご芳名帳へ氏名・ご住所等の記帳

皆様に安心して展覧会をご覧いただけるように、ご理解とご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

「江戸川リバーサイド 〜モノクロフィルムでつづる土手のものがたり〜」市川市のアーティスト支援事業に採択・平成2年卒 金城 正道

平成2年(1990年・政経)卒の金城です。このたび私の作品が、千葉県市川市が主催するアーティスト支援事業「Artists for Tomorrow / SELECTED 50 ARTS」に採択され、Web写真展の動画が公開されました。

「江戸川リバーサイド 〜モノクロフィルムでつづる土手のものがたり〜」


写真ギャラリーでの鑑賞をイメージし、約70点のモノクロフィルム写真で構成した10分47秒の動画作品=Web写真展です。情景音の収録も独自に行いBGMにも気を使っていますので、ぜひイヤフォン装着でご鑑賞ください。

https://youtu.be/uH74qvWRrsQ

スマートフォンでの鑑賞(YouTube)は、こちらのQRコードから。

ステートメント…

写真=Photograph(光の記録)の原点はモノクロにある。
明暗の濃淡だけで画像を形成するモノクロ写真は
被写体の造形やそれを照らす光を
リアルに、そして純粋に写し出す。

銀塩というケミカルな過程を経て定着されるフィルム写真が
いま再び注目されている。アナログで連続した過程が
作品そのものに刻まれる写真に、人々は
ゆっくりとした時の流れを求めているのかもしれない。

コロナ禍で心がささくれている今

「江戸川」という屈指の大きな川の流れを
ゆったりと、その土手に集う人々の姿と共に
写しとりたいと思った。

2020年 夏 ―――  写真家/ 金城正道

◎リンク 市川市 Artists for Tomorrow / SELECTED 50 ARTS サイト
https://www.ichikawaartcity.art/gallery1/

Club銀燕チャリティ鉄道写真展2020開催のお知らせ・平成11年卒 寺尾 健太郎

Club銀燕チャリティ鉄道写真展2020

・開催期間:11/18(水)~24(火)

・時間:10時~19時 (18日は15時から、24日は16時30分まで)

・場所:セシオン杉並展示室(最寄はメトロ東高円寺駅など)

・入場無料です。作品&ポストカード類を販売します。

なお、早大写真部OBとしては当方の他、鈴木剛さん、酒井敏寛さんも出展します。

撮影 寺尾健太郎(転載禁止)

撮影 寺尾健太郎(転載禁止)

撮影 寺尾健太郎(転載禁止)

オンライン合評会を終えて 平成3年卒・増田 智

コロナ禍で写真展もできない中、新しい試みとしてオンライン夏季展を先日開催した早大写真部幹事長のKさんの提案でOBと現役でオンライン合評会を行いました。

OBの塩澤さん(昭和60年卒)は仕事でオンライン合評会を経験されているということで今回はオンライン合評会の講評をメインでお願いしました。Zoomを使い各自が自宅から参加しました。増田と菊池さんは貸し会議室から二人で参加です。

今回は現役生6名の合評となりました。まずは出品者が撮影意図を説明してそれに対して講評する形で行いました。

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Kさん

「人間と雪の関係」

雪をテーマにした写真は古今多く撮影されている。新雪やダイアモンドダスト、樹氷など、美しい雪の表情を写した写真は特に多い。しかし、広大な大地を覆う美しい新雪は雪の一側面に過ぎない。雪国において、雪は厄介にも生活と密着しており、雪は人間の干渉を受けて絶えず変容する。踏まれた雪、積まれた雪、轍を刻まれた雪。雪国の人間が持つ雪へのアンビバレンツな態度(きれいだけど積雪は憂鬱で恐ろしい)を知るためには、これらの「人間と関係づけられた雪」という側面に目を向ける必要があると思う。この作品では、「人間と雪の関係」と銘打って、小樽での人間と雪の関係が窺えるようなスナップ写真を撮影し、組写真として構成した。「関係」にフォーカスするために、雪が写った写真だけではなく、雪かきの道具(プッシャー)や除雪ダンプのタイヤなども選んだ。本人談

塩澤さんから枚数を減らしてみたらどうかと提案がありました。Kさんは昨年の早稲田祭合評会で作品の枚数を減らすことをアドバイスされていました。今回は枚数は減ったもののさらに重なりのある写真をなくしてみました。確かにより明確に作品の主旨に近づいたと思います。それにしても昨年から比べると明らかに完成度が上がっていました。特に一枚目の写真は単写真で見せてもよかったのではという意見も出ました。

菊池さんからは色や質感がわかりづらいことを指摘していました。

オンライン上では端末によって色はバラバラで写真展会場で見るようには共有できないのは課題ですね。

他の作品はモノクロで女性を撮影した9枚の組み写真とカラーの短写真でした。

Kくんの女性のとらえ方が垣間見れる作品でした。

「閉ざされた時のなかで」「窓辺にて」(肖像権の関係で画像は掲載なし)

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Yさん

写真を始めたばかりとのこと。スナップの達人ソールライターが好きなそうで街を歩きいろいろな興味のあるものをとにかく撮影しているそうです。

「熱中すること」

熱中する被写体に対しての距離感と関係性が話題になりました。一枚目の写真は何度か訪れた飲食店店主に声をかけて撮影したそうです。塩澤さんから人物撮影では一歩踏み込んで撮影することでより自分らしい作品になるというアドバイスでした。

「ART」

塩澤さんから一枚目の写真のピントの位置について指摘がありました。Yさんが「あえてピントを外した」という発言に「あえて」はやめてくださいとのこと。写真を始めたばかりのときはとにかくストレートに被写体に向き合うことを大切にしてほしいと話していました。変化球な撮り方でなく真摯に向き合うことが写真の一番の成長につながるということだそうです。「まずはピントと露出をしっかりあわせることからですね。」とのこと。

「女性」

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Aさん

「目撃情報 7/21〜8/16」

作品の意図やメッセージ 大学のセルフポートレート課題を再構成したものです。「目撃情報」をテーマに、無機質な記録写真を目指しました。 作品制作の上での工夫 リズムが生まれるように色合いや構図のバランスを考えて組みました。 生物をイメージしているので、地面から辿り着ける場所に倒れるようにしています。落ちている面白いものを撮ってSNSに上げる感覚を意識しました。本人談

大学の自画像を撮影する課題で正面から自分を撮ってはみたもののしっくりこなくて、画面の中に横たわる自分を配置してみたらこれはおもしろいということで制作した写真だそうです。「自分自身の内面の状態は大丈夫ですか?」とまず塩澤さんからまさかの作品ではなく心の有り様を心配されていました。この指摘は本人も当たらずとも遠からずだったようで刺激を受けたようでした。それぞれの絵作りはしっかりしていてかえってそれが写っている作者本人がじゃまをしている印象を受けました。

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Iさん

「朽ちず果てず」

なかなか蓮の花が咲く時期にいくことができなかった場所にようやく訪れて撮影した一枚。塩澤さんがトリミングと再度調整をしてみました。本人は正方形のフレームに新しい感覚だったようです。菊池さんはこのままでもよいかもねといってました。幹事長のKさんは「蓮の葉の質感が素晴らしい、これは主役は葉っぱだ」と評価してました。

トリミング修正した写真

明るくしコントラストを強くして、花を引き立たせる

「徒然なるままに」

スナップしたものを並べて色(黄色、赤、オレンジ、ピンク)を思いついたようです。菊池さんから赤の止まれの標識はこじつけではないでしょうかと指摘していました。オレンジをイメージした逆光の人物の歩くシーンはいいねと評価していました。個々の作品の完成度にばらつきがあるのはおそらく色に縛られたからかもしれません。

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Yさん

「女王に惜別を」

コロナ禍に影響で引退した機体だそうです。本人からは「シャープさが足りない」ということで塩澤さんが修正してみました。明るくしてシャープをかけたそうです。だいぶ印象が変わりました。

修正後

「牛霧中」

雲海を撮影に行った時の写真だそうです。カメラ操作がうまくいかなくてピントが牛に合っていないようです。「これは作品になるのでしょうか?」いう本人の問いかけに菊池さんは「これはこれでおもしろいよ」という感想がありまりました。撮影者はこの雰囲気をどうしても人に見せたかったのでしょう。

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Aさん

今回は中国からの参加でした。カナダ、中国、日本と学生生活を送っているそうです。たくさんの女性ポートレートの写真です。「光の影」「雨降り」「闇の中に光」は肖像権の関係で掲載できませんがどれも完成度の高い作品でした。本人は欧米と日本での色彩感覚の違いに悩んいるようでした。確かに作品の色は日本人の感覚では派手で違和感がありました。現役生からは女性をきれいに撮っている、物語が感じられる等好評でした。

三田写真会・小野隆彦さんが写真展を開催します。

「写真の早慶戦」で交流のある三田写真会の小野隆彦さん(昭和49年卒)が写真展を開催します。

今回の写真展は超広角レンズで撮影した際に自分の足元が写ってしまったことをきっかけに禅家の語である 脚下照顧(人に向かって理屈を唱える前に、まずは自分自身の足元を見て己を反省すべきであるといった意味)を思いつき、エジプト、バリなど旅をする中で同じ手法で撮影してきた作品だそうです。ぜひこの言葉を考えながら作品鑑賞を楽しんでください。

「MIND YOUR STEP!  脚下照顧」

2020年10月7日(水)から10月11日(日)11時から19時(日曜のみ17時まで)

ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道

渋谷区神宮前4-14-5 Cbina表参道1F (03-6447-5440)

 

 

縄文・小川忠博さん写真展を見て 平3卒増田 智

伊豆高原の池田20世紀美術館にて開催中の縄文 祈りの造形 小川忠博写真展を見にいってきました。

地下にある会場はかなりの広さですがそれを生かした大伸ばしの写真が随所に見られました。

特に入口に展示された特大の縄文文様の写真2点は圧巻です。

都内での狭いギャラリーに展示された小さい写真は近づいてまじまじと見ないとよくわからないことがよくあります。そういう行為になれてしまっている身としては作品との距離を保ちゆったりと鑑賞できるの気持ちのよさを味わいました。

中にはこんな面白い土器もありました。信仰としての意味合いとは別に縄文人の個性的な感覚と遊び心が感じられ楽しめました。

今回の写真展を見ていて、自分が20代の頃に山形酒田の土門拳記念館を訪れたときのことを思い出しました。入ってすぐに大伸ばしの奈良東大寺お水取りの写真がいきなり目に飛び込んできて圧倒されました。

小川さんの写真展も入口の大伸ばしの縄文文様2点で心を掴まれました。360度の土器の模様を平面化して一枚の写真にするスリットカメラの技術なくして実現できなかった素晴らしい作品でした。全体的には写真の大きさの強弱に気を配り飽きさせない展示でした。

ちなみに同行者は写真そのものというよりは写っている被写体の「物語」(たとえば出土した場所がどこにあるとか、その土器の使用用途はどういったのもか、そして縄文文様の解説等)をもっと知りたいようでした。

 

現役生写真展・オンライン夏季展のお知らせ

コロナ禍のなか大学は閉鎖され授業もオンラインとなり、写真部も活動できない状況です。そんな現役生からオンラインで写真展をやるという新しい試みのお知らせが届きました。8/24から閲覧できますし感想も書けますのでぜひ後輩に温かい応援をしてあげてください。H3卒増田 智

お知らせ
処暑の候、写真部OB・OGの皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。写真部は来る8月24日(月)から8月31日(月)までの一週間にかけて、夏季展を特設サイト上にて開催します。当展は新型コロナウイルスの影響により中止となった2020年前期の諸写真展を補完する臨時の写真展となっております。WEB上での写真展の開催はおそらく写真部の歴史上初めての試みであり、それゆえ至らぬ点も多々あると思われますが、部員たちの協力により80点以上の作品を出展することができました。ぜひ夏季展をご観覧いただければ幸いです。
夏季展特設サイトのURLは下記の通りです。

URL:https://www.wps-exhibition.com/

通常は写真展のDMを郵送させていただいておりますが、新型コロナウイルスの影響により印刷・発送作業が困難になったため、イメージ画像にて代えさせていただきますことをお許しください。

それでは、夏季展の特別サイトにて皆様のご来場をお待ちしております。

早大写真部幹事長

昭和40年卒・小川忠博さんから写真展のお知らせ

みなさま

どうにか 一波 二波とやらの間で写真展を開催することができました。ただ、この波間の静けさもあやしい気配、ご来場いただくことが難しくなりそうです。
とりあえず、会場風景をお届けします。インクジェットプリントを使用し、最大2.4m×5.4mの壁面や2.4m×3.5mのバナープリントを使用して、額装なしで、160の写真展示をしてみました。
10月13日までの長い開催期間です。
波間を見計らってご覧いただければ幸いです。
小川忠博

昭和43年卒・岡沢克郎さんからの写真展開催のお知らせ

岡沢克郎 作品展
ライフワークである高校野球を中心にスポーツの持つ人間のドラマを長い歴史の中にちりばめてあります。
悲喜こもごもな一瞬の中で記録より記憶、決定的瞬間より表情豊かなアスリートたち。スポーツの瞬間、前後にずれるシャッター音、私本来の持ち味を前面に押し出しました。野球の写真で表現するならばバットとボールの衝突、クロスプレーだけがスポーツを表現する手段ではないはずです。2000年以降スポーツグラフィック「Number」への寄稿、スポーツフォトエージェントの仕事を行っており、「あっ!この写真覚えてる!見たことがある」と言っていただけるのが何より嬉しく思います。選手たちのオフショット、笑顔も多く展示させていただき見る方が飽きない場面展開、人選をさせていただきました。まだ多くの作品や伝説が私のタイムラインに眠っています。今後とも雑誌(書籍)、TV、インターネットを通じて皆さまにご覧いただけたらと願っています。
【略歴】
1945年横浜生まれ  早稲田大学第1商学部卒 早大写真部在籍
出版社 学研を経て1998年PHOTO SPORT 設立
スポーツ取材歴: 春夏の高校野球甲子園大会
ソウル、バルセロナ、アトランタ各五輪
仏、日韓各ワールドカップ ほかバレーボール等多数
著書:『ザ・甲子園』『甲子園夢伝説』
写真集:『甲子園の恋人たち』『桑田真澄さよならメモリー』
『全日本男子写真BOOK』『中田英寿日本代表全試合』ほか多数