コロナ自粛のなか高尾山を歩く 平3卒増田 智

緊急事態宣言後も高尾山に毎週登っています。夏に北アルプスを縦走する予定の身としてはこのトレーニングをコロナの影響でやめたくなかったからです。高尾は一時は少なくなった人もだんだん増えてきました。5/14現在出会った登山者はいつもの5分の1くらいでしょうか。コロナ自粛が始まったころは山ですれ違うひとのなかで感染するからなのか口を閉じてあいさつもしない人がけっこういましたが今は以前のようにあいさつもするようになりました。

18キロ、6時間の山行でした。
1100メートル登って、600メートル下りました。

リフトは休業、ケーブルは動いていますが乗客は一人か二人程度でした。

高尾山口駅から歩いていくといたるところに注意喚起のサインがあります。店舗も駅前の温泉も休業です。

今日はメジャールートの稲荷山コースを歩きます。他にはアスファルトで薬王院経由の1号路、沢沿いを歩く6号路とあります。
高尾山山頂まで1時間。山頂には4、5人いましたが茶屋は営業していませんでした。
富士山がきれい。
お地蔵さんもマスク
テーブルは使用禁止。

高尾山は縦走路が続いていて裏高尾と呼ばれています。小仏城山、景信山、明王峠、奈良子峠、陣馬山となります。

陣馬山を目指します。
もみじ台の茶屋も営業していませんが富士山は絶景でした。

ベンチの使用禁止は高尾山山頂だけのようです。

埼玉方面?
ここで山ごはん。ベーコンとブロッコリのペペロンチーノ。

陣馬山山頂に着きました。2名いました。
陣馬高原下バス停から高尾駅まで帰ります。他に1名いました。

昭和43年卒・岡沢克郎さんからの写真展中止のお知らせ。

残念ながら写真展、新宿開催は自粛中止(延期)となりました。

横浜開催分(3月23日から29日)は今のところ予定通りです。

写真を鑑賞するにはアイデムフォトギャラリーのほうが向いているとは思いますが!

ネットで神奈川県民ホール開催を確認してからお出かけください。

岡沢克郎

昭和40年卒・小川忠博さんが写真絵本を出版しました。

みなさま

2月17日に写真絵本を出版しました。

ある企画を進めている撮影中に生まれたサイド”ストリー”なのですが、「林檎九相図」といった趣のものを本企画と分けて、絵本仕立てにしてものです。

版元がYouTubeにアップしています。ご笑覧ください。

また、丸の内リアゾ、丸善本店の児童書コーナーでは棚積みディスプレーされています、ご覧ください。

小川忠博

こちらも出版しています。

キッチン たまご だいぼうけん  写真絵本(Kimdle)

https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B01FY1LSOG

現役生「早稲田祭写真展」合評会報告です。

11/2、3と早稲田祭にて開催した「早稲田祭展」は出展人数62名、作品数119点と質量ともに見応えのある写真展でした。2日間での来場者は879人、作品投票は3234票だそうです。今回は現役のころから知っている山村くんもOBとして合評会に参加してくれました。

今回はプロジェクターを補助的に使った合評会でしたが、プリントを見ながら部員とOBが入り交じっての意見交換になりました。

「gate man」 :東京ゲートブリッジと釣り人のカットですが、もう少し高い位置から撮れたらもっと良くなったのでは。全体的に青の色調の中に輝く橋の照明が効果的です。
「bridge of love」 :上の作品と同じ撮影者。「早稲田祭展」の一般投票では4位に入ったとのこと。本人はなぜだろうと首をかしげていました。

先ず「loveじゃないね」との声。直立して向かい合った男女の姿態についてはいろいろ考えがあっても良いのでしょう。仲間との旅先で偶然この橋が目に入って、友人二人に橋の上に立ってもらったそうです。欲を言えば、もう少し橋が画面の上部に来るようにフレーミングしたカットも見てみたかった。雲のグラディエーションが素晴らしい。

「海上渡御」 :鎌倉・材木座海岸でのお祭り風景。水平線とカメラ位置についての指摘があった。この祭りの魅力が伝わってこないのは、撮影者の祭りに対する理解・興味が足りないのか。担ぎ手の表情にも留意が必要。写真初心者とのことだが、思いきった写真を心を込めて撮って欲しい。

「Mom…」 :ママは荷物をいくつも持って大変。子どもの表情がもう少し見えたら良かった。雑然とした街の感じを残したいのだろうが、背景がうるさく感じる。特に子どもの顔の背景には気をつけて欲しかった。「スナップショットはワイドで寄って撮るのが普通だが、50〜85mmレンズを使って撮っている」とのこと。
「蛇行する川」 :「Mom…」と同じ撮影者。釧路生まれの小説家、桜木紫乃さんの小説を読んで、浮かんだイメージを北海道・根釧原野の風景写真をベースに組んでみたそうだが、正直言って難解。一緒に展示していたフォトブックにしたほうが作者の感情が伝わっていてよかったです。
「誓い」 :実際のプリントはもう少し明るく、リングがキラッと光っている。浜辺での婚礼アルバム撮影風景に偶然出会って、手前の水面に映った画像を意識しながら撮ったとのこと。撮影業者は恐らくストロボを入れて二人の表情が見えるように撮ったことと思うが、この写真の方が良い出来になった。
「清爽」 :パリのセーヌ川。良く写っているが旅行先での思い出アルバムのレベル。前回の7月展でパリでの力作をだしてしまい今回はこちらになったそうです。人物写真にも興味があるそうなので次回作に期待したいです。

「小樽 微睡む町」 :観光地の運河沿いとは違う旧い街並みを、店々の開店前の時間帯に撮った。同じようなカットが並んでいるが、絞り込む作業が必要ではないかな。28ミリ一本で撮影したそうで組写真としての変化や抑揚が欲しいところ。

「杜氏」 :雑誌のグラビアページとしてページを繰って見るとしっくりくる作品。手だれのSくんにとっては苦もなく作れた写真と思うが、この先の作品がそろそろ見てみたい。出身地の熊本に拘って、米焼酎の杜氏を撮ってくれたのは嬉しい。

今回も多くの学生が参加してOBと合評会ができました。

毎回、「早稲田祭展」出品作品の人気投票をしていますが、WPS部員と一般来場者では評価にかなりの違いが出ます。一般来場者はとにかくきれいな風景やエンタメ傾向の強い作品に目が行くようです。部員は人間臭い写真を好むといったところでしょうか。会話のなかで早稲田祭にふさわしい写真を出したいといった声を聞きましたが「自分の頃はそんなこと考えなかったなー」と思いました。

昭和46年卒石崎幸治さんが参加の「ヒメシャラの会 五人展」が開催されます。

お変わりなくお過ごしのことと思います。さて、「ヒメシャラの会 五人展」の開催まで1カ月を切りました。私はイラスト、写真と焼き物の3つの分野の作品を展示します。それぞれの分野で今までにない独創的な要素がある作品だと自負しています。写真では添付のような作品(展示作品と同一ではない)を展示しますので、ご高覧賜りたく、また忌憚ないご意見をお聞かせ下さるようお願いします。11月30日(土)と12月1日(日)の午後1時から5時までは会場にいます。その他の日でも事前にご連絡をいただければ会場に駆けつけます。昭和46年卒石崎幸治

「写真の一部をイラストにして撮影現場に戻って手に持って撮影した。時間と風景のズレが見る人を惑わす効果がある」

 

「今年の9月に考え付いた新しい撮り方で風景の中にガラス玉が浮かんでいるように見える。画像処理で合成しているのでなく、カメラの多重露光機能を使った実写である。撮影方法を謎玉レンズ、シャボン玉レンズなどの候補があったが、瑠璃玉レンズと命名した」

自分が生きている今の時代でしか撮れない世界があるはずです。何を撮影すれば時代を象徴する写真になるのかという思考力と見る人に訴える表現力が求められると思います。今までにない発想で独自の世界を創り出したいと願っています。

 

Club銀燕チャリティ鉄道写真展2019 開催のお知らせ

Club銀燕チャリティ鉄道写真展2019

・開催期間:11/20(水)~26(火)

・時間:10時~19時 (20日は14時から、26日は16時30分まで)

・場所:セシオン杉並展示室(最寄はメトロ東高円寺駅など)

・入場無料です。作品&ポストカード類を販売します。

早大写真部OBの鈴木剛さんと寺尾健太郎さんが出品されます。

寺尾健太郎さん撮影

現役新人展にてミニ合評会をしました。

久しぶりの現役生新人展にて合評会をやりました。

新装なった戸山キャンパスを初めて見て、トシを取ったことを実感しました。

新人が10名も参加してOB4名と現役生十数名での合評会は2時間を超えました。

「十代最後の」

枕投げのメインの写真があり、一瞬あれっと思う青いハイキーの写真3点が終わりゆく十代の寂しい気持ちを感じさせてくれます。(OB 増田)

個人差こそあれ、50年前から「十代」という言葉は特別なものとしてありましたが、「枕投げ」の文化が継承されていてちょっと嬉しかったのはどうしてでしょう。温かい気持ちになれた十代、この先のことを思うとチョッピリ不安になり、大切にしたい十代。そんな気持ちの伝わった展示でした。(OB 白谷)

「光」

お気に入りの場所からの夕日。フレーミングに関してどこまで入れるかで議論になりました。(OB 増田)

撮影者の自分の表現する気持ちをもっと大切にして欲しい、と思いました。好きでよく足を運ぶ場所から35ミリ一眼レフ+標準レンズでの撮影、とのことですが、望遠レンズも運んで欲しかった。乳剤で撮ってデジタル化する手間より前の一手間かと、思います。(OB 白谷)

「Nalu」

青い色のきれいさに尽きる写真です。デジカメの性能の勝利でしょうか。(OB 増田)

ハワイ語の「Nalu」は「水」の意味だそうです。言葉の響きまで考えて創った写真のようでした。何度も何度も試し焼きをして紡ぎだした一枚のようでした。画像の美しさに目を見張りました。(OB 白谷)

「大あくび」

まさにここぞという瞬間をとらえた写真です。(OB 増田)

よくぞシャッターチャンスを逃さなかったと思いますが、「実はこんなカットを撮りたかった」という言葉を撮影者から聞いてみたかった。(OB 白谷)

「無題」

出雲大社にいったときにふと見つけた不思議な場所、感じたものを映像化する難しさがあります。(OB 増田)

神々のおわします出雲の雰囲気を壊すような「人造物の違和感」を撮りたかったようですが、成功しませんでしたね。光の当たり方などについて一考してもらいたいものです。表現力をゲットして、気になる人・もの・ことをどんどん撮ってください。(OB 白谷)

「夏の日」

太陽に透けた花びら、複雑な雲の表情。黄色がいかに鮮やかに出るかが勝負でしょうか。(OB 増田)

美しさにたいする撮影者の目は素晴らしいと思いましたが、大変困難な表現に挑戦したものです。デジカメだから本当に難しい。(OB 白谷)

「夏色の佇まい」

Aula of Summer Color

緑の芝生に赤いワンピースの女性、偶然だそうです。(OB 増田)

左「波の音は遠かった We heard the sound of the sea from afar」

右「さざ波、溶けていく Waves melting」

こちらも偶然、塩を被ったレンズが描き出したおもしろい効果。シルエットの写真も含め物語が感じられます。(OB 増田)

インドかあの辺りの海岸だと一瞬思いましたが、江ノ島海岸だったとは!!。偶然とは言え素敵な写真をチョイスして、よくぞ見せていただきました。波の感じといい、水煙の立ち具合いい現世離れのできたカットでした。(OB 白谷)

「斜光を浴びて」

最多7枚を出品しているT君。鉄道愛が感じられる写真のほうが興味深いです。(OB 増田)

「Yokohama Summer Night」

左から「貴船七夕祭」「蹴上の桜並木」「昭和の面影」「seris201 別れの桜」「OSAKA STATION CITY」

ちょっと欲張りすぎかな?見せられる方はボーゼンとしてしまいます。(OB 白谷)

「神々の赤」

画像処理によっておそらくは何気ない風景が作品として成立しています。(OB 増田)

何事にも拘りは大切です。タイトルに考えさせられました。不思議な赤ですね。(OB 白谷)

「光よ、そして緑」

「戦痕」

今後レースの撮影をしたいというH君。ぜひ好きなものを思う存分撮ってほしいです。(OB 増田)

レースの厳しさに触れて、画面創りにも厳しくあって欲しいものです。(OB 白谷)

自分の孫のような新人部員の若者と、果たして言葉が通じるものか不安でしたが、問題なかったようです。表現を楽しむことは勿論、厳しさも楽しめるようになっていただきたいものです。(OB 白谷)

三田写真会の杉田重男さん(昭和48年卒)が「耽羅立春クッ仮面劇」写真集を出版しました。

■■ 杉田重男(昭和48年卒)「耽羅立春クッ仮面劇」出版案内 ■■

この度、写真集を出版致しました。
「耽羅立春クッ仮面劇」で、韓国済州島に伝わる祭儀劇を足かけ6年にわたり取材撮影をして写真をまとめました。
題名:「耽羅立春クッ仮面劇」
発行: 創英社/三省堂書店
定価:¥1,800+税
全国の書店、ネット書店より注文可能ですが、

できれば、メール(s_sugita0717@yahoo.co.jp)にて著者に直接の注文をお願いいたします。