【訃報】昭和32年卒の須田善一さんが亡くなりました。

昭和32年卒の須田善一さんは、脳梗塞でかねてから療養中でしたが、12月31日夜ご自宅で亡くなられました。享年83歳でした。

週刊誌創刊ラッシュの時代に、文藝春秋写真部の初代写真部員として暗室作りから携わり、「文藝春秋」「週刊文春」など文藝春秋社のすべての出版物のための写真撮影をはじめ、「ぜんちゃん、ぜんちゃん」と慕われて「キャップ」を定年まで務められました。

美代子夫人とは早稲田大学写真部の同期です。

第13回「写真の早慶戦」の人気投票、アンケート結果

第13回「写真の早慶戦」(2017/10/19-25)の投票とアンケートがまとまりましたので、ご報告いたします。

投票結果は早慶共に217票ずつで、奇跡的な引き分けとなりました。
又、アンケートは用紙にある出品作別の感想やその他の意見を全て掲載しています。ご覧ください。
尚、表の横一行は投票用紙一枚毎の内容を表しています。
表中の出品番号とは展示順に付番した作品の番号です。用紙番号とは集計用に投票用紙に付けた番号です。
ご質問、ご意見などは「お問い合わせ」からお願いします。

1、2ページ・・・投票結果、アンケート集計
3-11ページ・・・印象に残った作品と感想(出品作毎に、寄せられた感想を全て掲載してあります。)
12-16ページ・・その他の意見。(全て掲載してあります。)

↓↓↓↓↓↓こちらをクリックしてください。拡大します。↓↓↓↓↓↓

★第13回写真の早慶戦投票アンケート集計20180104HP

2017年 「早稲田祭展合評会」報告 

 今回は、昭和63年卒の木内格志さん(富士写真フィルム)の協力をいただき、写真家の元田敬三さんをお迎えしての合評会になりました。元田さんの講評(青字部分)をお伝えします。

◎2017年11月19日 早稲田大学写真部の写真講評会を終えて。

 1枚の写真で何かを語る写真もあれば、複数枚の写真の束として見せる写真もあり、とても見応えのある写真ばかりで、ついついお話が盛り上がり濃密な数時間でした。みなさん、画作りだけではなく、自分のアイデンティティーを大切にし、『自分とは何者なのか?』という永遠の問いに真剣に向かわれている感じにとても共感しました。

 単写真の場合は一枚の爆発力がとても大切で、論理ではなく、その写真の前に立つと自分が後ろにのけぞってしまうような『写真の強度』を持つことが大切です。徹底的に美しかったり、被写体が猛烈に素晴らしかったり、構図が完璧だったりという風に。組み写真は、水増しせずにしっかりと見せたい写真だけを的確にセレクトし見せることです。それには自分の写真を言語化しなければならず、タイトルやキャプションが決まるとセレクトも決まってきます。論理的に言語化したり、直感で言葉が飛び込んで来たりといろんなケースがありますが、感覚やなんとなく好きだからという理由で選んではいけません。

 また写真とは画であると同時に、(撮影時には)『行為』でもあります。
撮影する時は「撮らせてもらっている」ということを、いつも忘れずに謙虚に且つ大胆に。相手が人でもモノでも風景でもしっかり踏み込む事が大切です。撮りたい距離やタイミングや構図で撮らなければうまくいきません。路上でのスナップショットでも、歩いていて撮影する瞬間は一瞬でも静止して、ファインダーをしっかり覗いて瞬時に構図を決定することが必要です。また人物を撮る場合は、相手も人間ですので、仕草や目線や時には挨拶を交えてコミュ二ケーションすることも必要かと思います。その人との距離感や仕草のパターンを自分なりに作る、意識するとそれほど難しいことではないと思います。

上記が講評時にお話したことです。
自分が撮った写真にはいつもその時の自分が写っています。
自分に嘘をついていないか?
被写体にしっかりと正面から向かえているか?
写真とは未来の自分への手紙です。

 最後に、写真サイズや紙選び、余白の取り方などは頭で考えずにまずはやってみるしかないです。
常にああでもないこうでもないと、手を身体を動かして実践し続けてください。

次回お会いするのを楽しみにしています。

                                    元田敬三

 合評会は元田作品を見ることから始まった。元田さんはデジタルと乳剤のプリントを持ってきて下さり、以下のことなどについて柔らかい関西弁で熱く語っていただいた。

 撮影する時、人物と背景については十分考えること、いろんな物を入れ込んで街が写っているような写真にしたいこと、レンズは35ミリが基本であること、日中でもストロボを使うこと、露出は3、4段オーバー露出で撮ること、従って暗室作業が大変なこと、撮ったら必ずプリントして見ること、写真を言葉にすること、キーワードが浮かぶとセレクトが可能になること、写真を始めて人生が変わって、始める前の記憶はほとんど無いとのこと、などについて語った。

 元田さんと写真との関係が抜き差しならないもののように感じた。

★Sさんの写真

 たくさんの写真が並べられた。韓国で、熊本で、東北で、東京で撮られたものがあった。 元田さんは「面白い写真」と「撮らされている写真」に分けて厳しいアドバイスを送った。

・元田さんが【おもしろい写真】としたもの。

・元田さんが【撮らされている写真】としたもの。

 以上は韓国で撮られたもので、下は被災後の熊本(撮影者の故郷)で撮られたもの。

 私は震災後二日三日後に熊本へ入った(慌ただしかったので正確にいつかは記録が無い)。当時熊本空港は閉鎖されていたため、福岡空港に降り立ち、その後陸路で熊本まで南下した。途中の道は大変混雑しており、六時間ほどかかった。

 実家に到着時、電気は既に復旧しガスはプロパンであったため使えたが、水道は復旧していなかった(我が家の水道がまともに稼働し始めたのは本震から5日ほど過ぎたころであった)。

 家の応急修理や食糧確保に5日ほど費やした後、初めて家屋の倒壊など被害が大きかった益城町へ足を運んだ。町の中心地区は正にがれきの山と化していた。

 その後断層が地表に露出した地区へ向かった。田んぼに亀裂が走る光景を目にし、言葉を失う。非現実的光景で性質の悪い理科実験にさえ見えた。撮影以外出来ることが無いのでシャッターを押した。

 その後GW手前まで熊本に滞在していたわけだが、心残りなことがある。

 私は当時(今も、だが)未熟で物的被害や写真にする際にインパクトが強いものにばかり目を向け人の心に寄り添うことを理解していなかった。校区の中学校は一時避難所になっていたのにもかかわらず、足を運ばなかった。もし、あの時足を運べば、と後悔の念に堪えない。恐らく今後一生。

 さて、その後の復興だが、2017年夏に復旧した阿蘇へのルートの一つ、長陽大橋など道路の復旧や、倒壊した家屋の片付けなど“目に見える範囲”では確実に復興が進んでいる。観光客など一時滞在の方には復旧は順調に進んでいるように見えるはずだ。今後は仮設住宅からの転居や、心理的ダメージの療養など解決に時間を要する問題が更に顕著化するだろう。インフラの復旧などは見栄えがいいが、こうした問題に向き合わないと復興はありえない。

 取材の中でおじさん二人に怒りをぶつけられたことがあった。報道陣の取材に不満があるようで、これ見よがしに私に不満をぶつけてきた。最初は丁寧に応対していたのだが「他所者に何が分かるんだ!」と怒鳴られた際、私は少々イライラしてしまい「我が家も被害を受けましたが何か?」と言い返した。するとおじさん二人はしどろもどろになりどこかへ行ってしまった。後から思い返せば、やり場のない感情のはけ口を求めていた一面もあるだろう。しかし、あの被害を受けて感情を押し殺すなど土台無理な話である。そういった点も受け入れつつ取材する必要性を感じた。

 震災から一年半以上が過ぎ復興は道半ばではある。今後も現実に目を向け、時には寄り添い、時には客観的に取材を継続したいと思う。(S)

 産経新聞で被災地の連載するために現地に月に2、3回行ってて、いろいろ見たりして思い入れがすごいあるんですけど、この写真とかも判るけど簡単に撮ってしまっている。どういう立ち位置で写真撮るのか決めないといけないし、記録として撮るのか、作品を作る気持ちなのか、自分の意見とか、気持ちを入れるのか入れないのかとか、そのスタンスみたいなものが行ったり来たりしている。

 東北を撮影してて一番印象に残ってんのは、海沿い走ってたらおじいちゃんと女の子が散歩してて、向こうから話しかけてきて、女の子が3・11生まれやったんですよ。原発のすぐ近くの病院で生まれてて。それがきっかけになって、数ヶ月後に撮影させてもらったし、そういう出会いもあるし、現地の人と話して、実際生活している人の方がドンと来るから。

 熊本が地元なら話しかけて撮らなくっちゃ。知りたい、知りたい、教えてくれ、教えてくれ!!地元の熊本の写真にも人居てないもん・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★Fさんの写真 『見上げた先に』

 

 超広角14mmで撮られた見事な紅葉の写真。「樹の幹は明るくしないで黒くて良かった」との意見もあった。

 枝が血管みたい。肉眼を超えてて、すごいな〜と思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★F・cさんの写真 『みなもの鏡』

 

 不思議な写真だった。川に映った風景だそうだが、まるで鏡のような水面に先ず驚いた。

 何層にもレイヤーがかかっているみたいでおもしろい。もっと手前にいろんなものが入ってても良かった。手すりの色が紫で強い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★Tさんの写真

『馬堀海岸にて』この暗部が重たすぎるから、もうちょっと調子を出しても良いのかな。微妙に写ってる感じを残した方が良かった。風吹いてるし、動きもあるけど、少し待って見て車とか別の要素を入れることも考えて見ても良かった。

『朝ぼらけ』:月が無かったら、なんや不思議な感じがしておもしろい。宇宙っぽい。キャプション次第ではいろんな見せ方ができる写真。タイトルも皆んなが自由に見れるものにしたら良かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★T・yさんの写真 『特別席』

 

 光も構図も良い。写真っぽい。色もキレイ。大きくして直接フレームにマウントしても良い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★Iさんの写真 『2017.08.01』

『2017.08.01』

 小ぶりの写真を4枚付けたことが「早稲田祭展」の時から話題だった。石巻の「日和山」の近くで撮られた作品。

 1枚でバシッと決まっているが、小ぶりの写真を同時に展示したのは、何かしよう、見てもらおうという姿勢が良い。象徴的でいろいろ考えが巡る。暗部の調子を出して、もっとフラットにしても良い。

これからも見続けるかどうかだね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★Nさんの写真

何だか黄色っぽい写真だった。フィリピンで撮られたもの。門構えに展示されていた。

『マニラ 線路脇に住む人々』:題材がメチャクチャおもしろい。あとは、やっぱり向こうの人を巻き込んで、これは若干こっち向いたりしてるけど、こんな感じで、もっと「撮ってるんだよ!!」ということを主張して、だんだん馴染んできて、皆んなにいろんなことをやらせるというか、相手を自分の撮影に巻き込んで行けば、すごいおもしろいんじゃないかな。やっぱり、ちょっと腰引けてるんじゃ無いかな。まだ行けそうな気がするけどね。

 先ず、仲良くなること。背景とか状況は完璧。後はこの人たちの在り方。一回OKしてもらうこと。1枚撮って、また、後で撮るとか。これは完璧に仕上げて欲しいな。撮れた!!って思うまでは図々しく行って欲しい。行ってるだけですごいけど、ちょっと淡白だった。もっと人間に興味をもって欲しくって、同じ人間だから。もう一回行ってくるしか無いね。

『釜ヶ崎 日雇い労働者の街』book

 『釜ヶ崎 日雇い労働者の街』:ぜんぜんちゃんと撮れてるやないですか。シッカリと向かい合って。よく見てる。取りたい距離で撮ってるし、人の顔見て撮ってるし。要らないことはしないというか自分の意思は抑えていて、ちょうど良い距離感!!

 僕も写真始めてから行くようになって、写真なんか撮れない雰囲気があって、覚悟して撮らないと撮れないし。

『crossing the moon』

 御見事!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★T・mさんの写真

『saint-denis』:インスタとかフェイスブックでは皆んなイイネしてくれるけど、本にした時はどうか?自分が撮った写真を自分が見てビックリしないとOKにはしないとか、自分にとっての驚きがない感じがする。自分がビックリした時心が動くから、それを見た人はもっと驚く。こう撮ればこうなるという上手い人が撮ったような写真。

『mon copin』

『mon copin』:人物撮る時に人物ほとんど見てなくて背景ばっかり見てて、その人の後ろに誰か居てないかなとか、逆にあの人が入ったら面白いから待つとか、背景と光には気をつけてる。行為として面白くて撮りたい人撮れたけど、後ろにこの人が居なかったらなとか、そういうのでボツにすることが多い。

旧市街の角で

『旧市街の角で』:これ、ネガアンダーでしょう。黒がどこにも無い。でも、素敵だけど。このユルイ感じも、カッコ良いけど。構図とかも。表情とか距離感はめちゃくちゃ良い感じだけど、もったいない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★I・kさんの写真 『つつじ畑で遊水を』

画像加工技術を駆使して水の波紋の「3D化」に挑戦したが、「大して面白く無い写真」とは撮影者の弁。

 デジタルのことは判らないんですが、どこが大変だったんですか?見せよう、見せようとしていることはわかるけど、限りなくいろいろやって、最終的なイメージがあるんでしょう?「大して面白くない写真」って言ったけど、人に見せる時に、それはどういう風に思うんですか?自由な発想で、もっと変なことして欲しいな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一旦中座したため、集合写真には写っていない木内さんも合流して、高田の馬場の中華飯屋での打ち上げ会は大いに盛り上がった。

首都圏大学対抗フォトマッチインターカレッジ2017にいってきました。H3卒増田 智

この競技は以下のルールで競い合う風景写真の団体戦です。

1.各大学5人1組のチームで
2.下記の期間と区域で撮影した作品の中から各自3枚を選び出しておく。
3.2チームが紅白に分かれ各1名ずつ2点の作品を司会の「オープン」のかけ声を合図に同時に教室のスクリーンに映写
4.3人のジャッジが「判定」のかけ声を合図に紅白の旗により一斉に判定
5.2本以上、自チームの旗色が上がった作品(選手)の勝利となる
6.判定直後、ジャッジはその場で2点の作品を講評する
7.この対戦を1人1ゲームずつ行い、5ゲーム中3ゲームを先勝したチームの勝利となり、トーナメントを勝ち進める。なお一度勝った作品は再利用できない。

まずは選手宣誓?のようなことが行われました。

まずは一回戦は早稲田対産業能率大学です。お互いの写真部の活動紹介をしました。

1チーム5名で写真を1点づつお互いに写していきます。

その都度審査員が旗を上げて判定が下ります。3勝したら勝ちです。

左が早稲田、右が産業能率大学。

審査員3名がセンターに座りプロジェクターに写真を写して数十秒後に旗を上げて判定。

早大写真部が2対1で勝ちました。

1チーム5名で写真を1点づつお互いに写していきます。

その都度審査員が旗を上げて判定が下ります。3勝したら勝ちです。

早稲田が勝ちました。メジロを見事にとらえた写真に審査員も舌を巻いてました。

産業能率大学が勝ちました。

早稲田が勝ちました。

勝利者インタビューのようなものもあります。

産業能率大学が勝ちました。

3勝2敗で早稲田が勝ち進みました。

2回戦

右が早稲田、左が工学院大学。

工学院大学の勝ち

工学院大学の勝ち

早稲田の勝ち

早稲田の勝ち

2勝2敗といい勝負でしたが、最後は早稲田が勝利しました。

休憩時間のあとに写真部OBの写真家の新納翔さん、いきなりコメントを求められるも素早く対応していました。さすがワークショップをたくさんやっているだけあります。写真集の紹介も忘れていません。

いよいよ決勝です。対戦相手は立教。交流もありよきライバルだそうです。

左が早稲田、右が立教。

立教の勝ち

立教の勝ち

立教の勝ち

早稲田の勝ち

早稲田の勝ち

2勝3敗で残念ながら立教の優勝で早稲田は2位でした。

Iくんは風景写真特別賞を受賞していました。

確かに彼の写真は今回、風景写真として目を引く秀作を連発していました。

石崎幸治さん(昭和46年卒)よりお知らせ

お変わりなくお過ごしのことと思います。11月16日(木)より11月22日(水)までの間、三人展を開催しています。私は、写真と絵と焼き物を出品しています。稲城方面にお出掛けの機会があれば、ご高覧下さいます様お願い申しあげます。詳細は添付の案内状をご覧下さい。会場に常駐しませんのでご来場の節はご一報下さい。
石崎幸治(いしざき こうじ)
ケータイ 090-3508-5804
ブログ http://ameblo.jp/shinpenzakki/

 

 

『第13回写真の早慶戦』が終わりました。 昭45卒白谷達也

「稲門写真クラブ」ホームページを模様替えしました。

会員ではありませんが、WPSを平成3年卒の「クリックアンドクリエイト社」経営の海野さんに作っていただきました。

「第13回写真の早慶戦」出品作も「ギャラリー」コーナーでご覧いただけます。

フォトギャラリー

写真の早慶戦開催記念パーティー
写真の早慶戦写真展会場(ギャラリーシリウス)
写真の早慶戦写真展会場(ギャラリーシリウス)

 今回の投票結果の速報です。何と、引き分けでした。正直なところ、動員力に勝る慶応に並べるとは思っておりませんでした。

 過去2回負けておりますので、今回はDMを500枚増やしましたが、何がしかの効果があったようです。

 追加でたくさんのDMをお出しいただいた方も居られました。

 皆さまのご協力の賜物です。ありがとうございました。

(来場者数)=芳名帳記入数

  Wの芳名帳 353名

  Kの芳名帳 377名

  合計 730名

(投票数)

  Wの勝ち 217票

  Kの勝ち 217票

  引き分け 187票

  白紙他 22票

  総投票数 643票

今月、第13回写真の早慶戦が開催されます

今月19日から25日まで「写真の早慶戦」が開催されます。(10:00から18:00、ただし22日は休館)

2年に一度早稲田と慶応義塾のOB、OGが120数点出品する写真展です。

11回から始まった来場者によるどちらの作品がよかったかという投票では早稲田はいまだ勝利したことがありません。

ぜひ足を運んでいただき投票していただき応援をよろしくお願いします。

なお展示はテーマ部門と自由部門に分かれております。

今回のテーマ部門は早稲田は「それぞれの昭和」、慶応義塾は「わが町?平成の風景・人?」となります。

早稲田はOBの塩澤さんが総合ディレクターとなり1年前からOBに声をかけて集めた力作を展示しております。

早大写真部OBの写真家新納翔さんの写真展「PEELING CITY ー都市を剥ぐー」が開催されます

早大写真部OGのコミュニケーションギャラリー ふげん社 関根 史さんからお知らせです。

ご無沙汰しております。

築地のギャラリーふげん社の関根です。

台風が過ぎ去って、少しずつ秋の気配を感じはじめました。

いかがお過ごしでしょうか。

来週9/26(火)から弊ギャラリーにて、早稲田写真部OBの写真家新納翔さんの写真展「PEELING CITY ー都市を剥ぐー」を開催いたします。

写真展初日に発売されます、同名の写真集の刊行記念展となります。

「PEELING CITY」は、都市写真をテーマに長年取り組まれてきた新納さんの10年間の集大成となる、重厚な写真集となりました。

詳細→https://goo.gl/UTF5kZ

ぜひ稲門会の皆さまに新納さんの写真展へご来場賜りたく、

不躾ながらご案内を差し上げた次第です。

ぜひ写真集や写真展の感想をお聞かせいただきご指導賜れましたら幸いです。

新人展ミニ合評会 H3卒増田 智

現役の新人展に菊池さん(S42卒)宇野さん(S45卒)といってきました。

ミニ合評会には6人の新人と先輩部員数名が参加してくれました。

今回は作品がすごく多くて32人、49作品が展示されていました。

「夜明け」

新歓合宿で朝まで起きていたので、ふとカメラを持って外に出た時に偶然出会った風景。

朝日が昇る一瞬をとらえた写真、「写真はその場に遭遇する偶然性と最高の瞬間でシャッターを押せる感覚が大切だよね」

OBから褒められていました。

「観光/破壊」

迷走中なんです。それが新聞学科のHくんの第一声でした。確かに彼の他の写真をみるとふわっとしたイメージ写真やスナップとは違った方向を模索しているようでした。観光論として表現しているそうですが一点一点の写真の完成度を上げていくことを勧められていました。

「夢への帰り道」
「Pastel Window」
「 ココロ」
「かえりみち」

こちらも一瞬をとらえた情緒のある作品です。

自宅で外をみるときれいな夕焼け。急いでカメラを持ってシャッターを切ったそうです。

それゆえか写真がぶれています。「おしいね。」とみんなにいわれデータを確認すると2分の1秒で手持ちで撮ってました。

ぶれていない写真もあるものの「やはりこのカットがいい」となりました。

デジタルはフィルムと違い一瞬で何枚も撮れるけれど最高の一枚は一枚しか撮れないのでしょうね。

「 夏へ」

「Still dreamin」

ニュージーランドからきた彼の写真は独特の感覚がありました。

見せ方がわかっている印象でした。ブックをめくると淡々と進んでいく感覚でした。

「もっとたくさんみてみたいな」という意見がありました。

 

「静寂」

船が鳥居の真ん中にきたところで撮ったそうです。

いわゆる日の丸写真でそれゆえに絵に静寂感がでているのでしょう。

モノクロを選んだのも正解ですね。

OBからは「これはこれでいいけれどもう一工夫ほしいね」といわれていました。

「天網恢恢」

写真を始めたばかりで植物を主に撮っているそうです。

おもしろい切り取りかたと視点ですね。右下の枝は不要だったような気はします。

空がブルーから白くなっていくグラデーションも活きています。

「昼下がりの邂逅」

こちらも写真を始めたばかりだそうですが毎回思うのは新人ほど難しいタイトルだなーということです。

ハイキー調であるのとつぼみとがくの形のおもしろさがマッチしています。

昭和46年卒・石崎幸治さんからのお知らせです。

JR立川駅の北側の街頭に設置されているアート作品を撮影する「ファーレ立川アート写真コンテスト」に応募したところ入選しました。その後、市役所などに展示されて来場者の人気投票を参考にして審査した結果、入賞作品が決まりました。

残念ながら大賞を逃しましたが、市民賞という有難い賞をいただくことになりました。10月に表彰式があり、賞状と副賞を頂けるそうです。やはり誉められるのは嬉しいものです。入選作品13点を使用して2018年のカレンダーを作成するようです。