1960 – 2000年代の早稲田大学構内の写真を探しています

 早稲田大学校友会事務局からのお願いです。

 

早稲田大学校友会が「早稲田学報」の特集へ掲載する写真を探しておられます。1960 – 2000年代に、早稲田(本部)、戸山(文キャン)、西早稲田(理工)、所沢(人科)の各キャンパスの風景、施設・建物、特に廊下や教室などの施設・建物内部の写真を撮影されていた方がいらっしゃいましたら、以下のフォームでお知らせください。

https://tomonphoto.com/modules/formmail/index.php?idform=1

 

平6卒中藤毅彦さんが写真展を開催中です。

写真部OBで写真家として活躍されている中藤毅彦さんが渋谷で写真展を開催しています。

世界各国で撮影したモノクロのストリートスナップが展示されています。

今回は今までの集大成の写真集を同時発売しておりますのでぜひ覗いてみてください。

中藤毅彦 http://takehikonakafuji.com/

 

昭和44年卒・元木貢さんのグループ展のご案内

◎昭和44年卒の元木貢さんの油絵と出会えるグループ展のご案内です。

 22日(木)、25日(日)には会場で元木さんにも、趣味の絵とはいえ見ごたえのある作品にも出会えます。

 近くにお出かけのついでに是非お立ちよりください。 

昭和42年卒の勝山泰佑さんの写真展が開かれます

◎昭和42年卒の勝山泰佑さんの写真展「できごと|ひとびと」が開催されます。

 初日26日のオープニング・パーティーにもお誘い合わせの上お出かけください。

☆日時:1月26日(月)?2月7日(土) 12時?19時 無休

☆場所:「神楽坂セッションハウス」2F「ガーデン」新宿区矢来町158 TEL.3266-0461

☆ギャラリートーク:1月30日(金)18時? 小室 等+勝山泰佑

          2月6日(金) 18時? 中西昭雄+勝山泰佑

 

 

平尾 敦のNY日記 #5

◎平尾 敦のNY日記 #5 (注:メール事情により原稿が届かず、掲載が半年遅れました)
 
 ニューヨークでも長く厳しい冬が去り、少し蒸し暑い日が続いております。
昨年の夏にアメリカに到着したのがつい先日のように感じられますが、1年間のプログラムも終わりを迎えました。学校内では卒業制作の展示が始まり、6月22日は卒業式もありました。
 
 
 この9ヶ月間、課題や授業、卒業制作に追われ、せっかく頂いたこのスペースにもなかなか記事を投稿することができませんでした。そこで今回は今まで書くことができなかったこと、特に卒業制作について書いていきたいと思います。
 
 私の卒業制作のタイトルは「My Bulimic Girlfriend」です。”Bulimic”とは英語で”過食症の”という意味です。
 
去年の11月、当時交際半年だった彼女に「私は過食嘔吐をしている」と告白されました。過食嘔吐は拒食症等と同じ摂食障害の一種で、その名の通り、食欲のコントロールを失い、太りたくない気持ちから全てを吐き出してしまう精神疾患です。作品はニューヨークで3ヶ月間、4月に日本に一時帰国して撮影しました。
 
彼女は特別太っているわけでも、特別痩せているわけでもありません。そんな彼女がどうして密かに大量に食べ、直後に吐き出すのか、理解しようとしたのがこの作品です。そして「今まで誰にも話したことがなかったのは、誰も理解してくれると思わなかったから。もし何かきっかけがあるのならば、それはいいことだと思う。」という彼女の言葉に後押しされて、作品を発表することにしました。
 
 
また、私にとって写真を撮るという行為は一種の自己防衛だったのかもしれません。
 
”怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。”
 
とはニーチェの言葉ですが、私は彼女の深淵をレンズを通して見ようと思いました。結果として、カメラという機械を挟んで接することがいかに残酷な行為であるか、写真を撮るとはどういう行為であるかについて日々考えさせられました。
 
 そして学校生活を振り返ると、彼女の滞在期間の都合上、学校の作品制作スケジュールとは全く噛み合ず、時には先生と喧嘩をしながらも、最後まで見捨てずに面倒を見てくださった先生方や同級生には感謝の気持ちしかありません。
 
そんな彼らとの展示は国際写真センターにて、8月11日までです。ニューヨークにお立ち寄りの際は是非いらしてください。また、動画、写真は私のwebサイトでもご覧頂けます。(www.atsushihirao.com)
 
 
 最後になりましたが留学にあたり必要なサポートをして頂いた白谷達也様、推薦状を書いていただいた鈴木龍一郎様をはじめ、稲門写真クラブの皆様に改めて御礼申し上げます。
 
また、私の遅筆、拙筆に最後までお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
 

2014年6月30日 平尾 敦 

早稲田祭展を見て 上田彩織(現役5年生)

 
  早稲田祭展は一年の内で最も出展者数が多く、様々な作品を見ることができるので毎回楽しみにしています。
前回の写真展(七月展)から夏休みをはさんで4ヶ月ほどの製作時間がある、ということもあり力作が多く見られます。
 
 

 今回の早稲田祭展は昨年に比べ、作品数や一つの作品あたりの枚数が多く、見応えがありました。
写真の内容に関して言えば、ポートレイトや街中でのスナップ、かっちりとした鉄道写真から日常写真まで様々でした。
 
 
 
 
 
 
 
 

   また今回は壁の展示だけでなくブックが17点と増えていました。ブックは写真の集め方や選び方で撮影者の個性がより強く出てくるので、見ていてとても面白いです。
今までブックはファイルに印刷した写真を入れたものが主流だったのですが、今回はフォトブックが爆発的に増えていました。
 
 フォトブックとはパソコンのソフトや専門のサイトで写真のレイアウトを自分で決め、ネットで入稿すると、製本されて送られてくるというものです(フォトバック、オンデマンドブックなど様々な言い方があるようですが、ここでは“フォトブック”に統一して書きます)。
実際に書店で売られている写真集に近い形になるので、見栄えがよくてしっかりと見えます。
また、自分で好きに簡単にレイアウトができるので(1ページと2ページを使って写真を大きく見開きにする、1ページに写真を並べて入れるなど)、全体としてメリハリがつけやすく、ファイルに入れるよりも表現の幅が広がったように感じました。
実際、写真展に出展されていたフォトブックには、大きさを変えるなどの工夫が見られました。
 
 特に面白いなと思ったのが、Nさんの「睫毛」という作品でした。小さな子どもと母親の写真などの日常の写真の二枚上下と、奥の開けた風景の写真の見開きがうまくバランスがとれていたように感じました。
ドラマチックでかっこ良くきめた感じの写真ではないのですが、何気ない日常の瞬間をうまく捉えていてじっくり見たい写真ばかりでした。
 
 

 しかし、もったいないと思ったのが大きさです。A5くらいのサイズだったので、片面1ページに2枚写真を入れると小さくて見づらかったです。Nさんのブックに限らず、他の人のブックでももう少し大きくした方がよかったと思う作品はいくつかありました。
 
 例えば、Iくんのブックです。様々な国で現地の人を撮った作品で、周りに写る風景からその土地独特の雰囲気を静かに感じることができ、個人的に気に入った作品でした。しかし、やはり大きさが気になりました。
A4サイズのファイルに写真を入れた作品でしたが、縦長のA4の紙に横長の写真を印刷しているため、写真自体はハガキほどのサイズになっています。空白を作らず、A4サイズで大きく写真をプリントしたら、もっと迫力が出るのではないかな…と少し残念でした。
 

 ブックに限らず、“写真の見せ方”は写真を展示する上でとても重要だと思います。写真の大きさ、余白の大きさ、色、紙の種類、額にするのか直貼りにするのか…一枚の同じ写真でも見せ方次第で印象が変わります。
撮影技術、作品の内容だけでなく、”作品の見せ方”にも気を配ってみたらもっと写真が楽しくなると思います。
 偉そうなことを言いましたが、“写真の見せ方”は自分が展示作品を作る時に一番悩むことなので、大変刺激になりました。
また、若い部員たちの熱意に撮影意欲が湧いてきました。皆さん、お疲れ様でした。
 

飯塚晋一君(H11商卒)が「東京写真記者協会賞」を受賞しました

朝日新聞写真記者の飯塚晋一君(平成11年商卒)が、2014年の東京写真記者協会一般ニュース部門賞(国内)を受賞しました。
 
本日から12月24日まで日本橋三越本店で開催中の「2014報道写真展」で、太陽面を横切るISS(国際宇宙ステーション)を連続的に撮影し合成した受賞写真、タイトル:「太陽を横切る若田船長のISS」が展示されています。
 
◎開催日:2014年12月13日(土)?24日(水)午前10時?午後7時 ※入場無料
◎場所:東京日本橋 三越本店(本館7階)
 

2014報道写真展ホームページ