◎昭和32年卒の河野 毅さんが入院中、心不全・肺炎のため8月31日に永眠されました。
享年82歳。ご家族に看取られながら逝かれたということです。
写真界の新らしい流れにややヒートアップ気味だった同期のメンバーの中で、いつも落ち着いたカメラアイと氏の言動は兄貴のような存在でした。
昭和アルミニウム缶株式会社の社長、会長を歴任し、引退後には「ライオンの会」(3ケ月毎に集い互いの健康やデジタル時代の写真状況などについて話し合う会)の幹事をしてくれていました。
(昭和32年卒・野中昭夫)
早稲田大学写真部OB会
◎昭和32年卒の河野 毅さんが入院中、心不全・肺炎のため8月31日に永眠されました。
享年82歳。ご家族に看取られながら逝かれたということです。
写真界の新らしい流れにややヒートアップ気味だった同期のメンバーの中で、いつも落ち着いたカメラアイと氏の言動は兄貴のような存在でした。
昭和アルミニウム缶株式会社の社長、会長を歴任し、引退後には「ライオンの会」(3ケ月毎に集い互いの健康やデジタル時代の写真状況などについて話し合う会)の幹事をしてくれていました。
(昭和32年卒・野中昭夫)
今回で12回目を迎える早慶写真部OB・OGによる写真展「写真の早慶戦」が開催されます。前回から設けられましたテーマ部門は各10点づつで、早稲田のテーマは「東京の肖像」、慶応は「8月15日」と今回はそれぞれ異なったテーマに挑戦しました。
自由部門には早稲田51点、慶応50点それぞれ得意な分野の写真の力作を出品しています。
また前回から始まった人気投票もありますのでOB・OGの皆さま方、母校の応援よろしくお願いします。
◎写真家・六田知弘展 「地・空の貌」 9/5−9/20 のご案内。
中には20年ぶりといった人もいて祝賀会という名の同窓会として非常に盛り上がりました。
☆
この度は早稲田大学写真部による七月展にお越しいただき誠にありがとうございます。
本展覧会は四月に入部した新人も出展しております。例年よりも新人出展者の数が多く、
その勢いには目を見張るものがあります。
しかしながら、今まで写真部に在籍していた既存生もそれぞれの個性を存分に発揮して
います。写真部で過ごす時間が増えるにつれて写真に対する想いもより深くなっていきま
した。
今日に至るまで、新人も含めた全ての写真部員が磨き上げてきた作品、是非ごゆっくり
とお楽しみください。
早稲田大学 写真部一同
☆
戸山キャンパスにある学生会館の地下二階には複数のフリースペースがあるようだった。
「七月展」会場は芝居公演なども出来るような作りになっているそうで、隣では絵画の展覧会が開催されていた。黒の壁面の汚れがちょっと目立った。
現役の七月展に代表幹事の白谷さんと行ってきました。
今回は現役生3名が案内してくれました。
撮影時のエピソードや写真部の最近の傾向を聞くことができて楽しいかったです。
増田OB:「皆んな、人は撮らないんですね。」
Kさん:「それが足らないかもしれませんね。現在の写真部は被写体がクサ(風景やスナップで植物が写ったもの)とテツ(軍艦や電車など鉄で出来たもの)なんです。」
以前には女性モデルを見つけてきて自分のイメージで撮影する作品もあったので、そういうものも見てみたい気はしました。
展示は25点で、新人4名が意欲的に複数出品していて目立っていました。
「葛藤」
卒業予定のWさんの「葛藤」。Wさんの作品を毎回楽しみにしてきたので、もう見られないかと思うと淋しいが、「OB展『写真の早慶戦』に参加してもらえればまた見られるな?」と思いながら見た。
Wさんの膨大な撮影量と高度な画像処理スキルに毎回圧倒され、その都度Wさんの「どや顔」が見えた。
「どや!!わしの作品には参ったやろっ!!」と、毎回迫られてきたが、今回の作品は「どや顔」をしていなかった。
「めでたく就職も決まったというのにどうしたことだろう」とちょっと心配にもなったが、「葛藤」というタイトルにWさんの青春を感じ、「これからだな?」と将来が楽しみにもなった。
「WHITE NOISE」
Sさんの「WHITE NOISE」。前回までは複数枚を1枚のパネルに収容した展示だったが、今回は1枚での出展だった。
借り物の文章も付いていなくて、ストレートに向かってきた。悩み多いSさんが「鎧を脱ぎ始めたのかな?」と思った。
実はSさんと同期のKさんも同じテイストの写真を撮っていて昨年の早稲田祭では非常に似ていました。
その話題になったときにたまたまKさんがいて
Kさん:「写真が非常に近いのにSさんとは伝えたいものは正反対なんです。僕はひたすら癒やしを表現し、Sさんは寂寥感を伝えたいんだそうです。」
これはおもしろいなと話を聞いていると
白谷OB:「方法論として出てくる写真がうまくいってなかったんじゃない?そういう意味では今回は本人の意図がわかるよね。」
これにはなるほどと思いました。
(無題)
新人のWさんの作品。タイトルが「無題」なのではなく、何も無いのだった。
マイノリティーである喫煙者、フェンスで隔離された喫煙スペースのように見える所で一服する男の悲哀を表現しているようには見えなかった。
何だか温かい清々しい写真に見えたのは、「命の危険も顧みない」で喫煙する僕だからそう見えたのだろうか。
ボケの具合が素晴らしく、美しい写真に仕上がっていた。
「よい」
Kuさんの「よい」。「よい」って何?「良い」「酔い」「宵」?よいよい、わいわい。
深夜酔っぱらって、街をさまよいながら目についたものをやたらめったに撮った昔を思い出した。解き放たれた視線と言うか、余りにも自分勝手と言うか、何となく撮影者の眼差しが気になる作品だった。
ブレが無いので酔っぱらってはいないな??!
「みーっけ・・・!」
Hさんの「みーっけ・・・!」。癒されました。
「肉體」
K・Tさんの「肉體」。にくたいとは生々しいタイトル。
撮影会で数名で中華街にいったときに撮影したものを改めて見返して、もう一度行かねばと思いひとりで再度撮影に足を運んだそうです。
十分、その意味があったのではと感じました。
写真は瞬間瞬間を逃さず切り取るものかもしれませんが、何度も何度も自分が納得がいくまでシャッターを押し続けることも大切なことではないでしょうか。
「Regader」
新人Tさんの「Regader」。フランス語で「見る、凝視する」の意味かな?達者なカメラワーク。
「晩景」
K・Yさんの「晩景」。この作品はオレンジの色が映えて会場ですごく目立っていました。
作者に話を訊くと作品の並びにも気を使って、同じような系統の写真が隣にあったので移動をお願いしたそうです。
今回黒いマットを使う作品が多い中で意図的に白いマットを使ったのも成功していました。
今回はブックは4冊でした。以前はブックばかりで、せっかく壁が空いているのに壁展示しないのでもったいないなとは思っていたので私としては良い傾向かなとは思います。
次回は9月の「新人展」です。今年入部した部員の展示になります。そして今年の集大成の早稲田祭を迎えることになります。
新しい風を期待してその場を去りました。
毎年恒例の七月展が開催されます。
日程 : 2015/7/6(月)?12(日) 11:00?19:00(最終日は?17:00)
会場 : 早稲田大学学生会館 B203(東京都新宿区戸山1丁目24-1 早稲田大学戸山キャンパス内、地下2階)
◎昭和34年卒の矢野勇さんが亡くなったことが朝日新聞2日付け朝刊で判りました。
ここ数年断続的に入退院を繰り返され、人工透析などを続けられていましたが、「第12回写真の早慶戦」には「出品する」の返事を頂戴しておりました。ご冥福をお祈りいたします。
・矢野勇さん死去 本紙「花おりおり」
本紙で5年間続いた連載「花おりおり」で写真を担当した植物写真家の矢野勇(やの・いさむ)さんが1日、腎不全のため死去した。83歳だった。通夜、葬儀は行わない。
「花おりおり」は2001年から本紙1面に連載された花のコラムで、矢野さんは複数いる専門カメラマンの中心的な存在だった。(6月2日朝日新聞朝刊訃報欄より)
6月1日「写真の日」、三田の笹川記念会館にて公益社団法人日本写真協会(PSJ)主催の叙勲・褒章祝賀式典が行われ、稲門写真クラブ会員の土生一俊さんの叙勲が讃えられました。
◎昭和40年卒の飯窪敏彦さんが写真展「古きよき展」を開かれます。
沖縄の写真だそうです。大石ちはやさんの絵とのコラボです。